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2010年1月23日 (土)

 世界の環境問題

 環境問題の授業であるが、もっぱら世界政治、経済競争の視点から、地球温暖化を論じている(EUの戦略なども)。講義最終回の昨日は、昨年末にコペンハーゲンで行われたCOP15を取り上げた。経済発展を優先する中国、中国外交の成果であるアフリカ諸国の動き、中東依存を脱却するという観点で省エネ(地球温暖化)に取り組むアメリカ、環境保護という大義の前で、各国が、それぞれの思惑でしのぎを削る様子を伝えた。表で裏で、この会議をリードし、結局、自分たちの主張を実現した中国のしたたかさと比べると、鳩山首相の2020年比25%減という目標は、生真面目でいかにも日本的である。この違いは、どこからくるのだろうか。国民によって選挙で選ばれるのではなく、権謀術策の中で、権力闘争を生き抜いて指導者が生まれてくる国と、国民の選挙で、いわば人気投票のようにリーダーが選ばれるシステムとの違いではないかという話になった。だからといって、日本のシステムが悪いというわけではなく、早晩、中国のシステムも変わっていく。日本は、日本の持ち味を生かしていくべきだろう。次回はテストということで、学生から質問を受けた。残って、「先生、心理テストをしましょう」という学生たちもあった。どんな問題がでるか、探ろうというのである。学生の答えは「先生は分かりやすい」ということである。そうだ、この学生たちは心理学を学んでいるのだった。

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